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2017年5月13日 (土)

サンフランシスコの自転車の現状 /The State of Cycling in San Francisco

 サンフランシスコでは、自転車の分担率が増えていますが、自転車インフラはまだ良くない状況です。マーケットストリートのあたりを走ると、3~4回ニアミスをすることがよくあります。


<マーケットストリート>



 自転車について話をしていると、自転車レーンをつくるのか、ルールを守るのかという話になります。歩道を歩いていたら、自転車に追い越された、という話になるのですが、これは自転車の社会的な評価が低いということを意味しているのでしょう。

 

 2006年から比較すると、自転車の分担率は3倍になりましたが、わずか4.3%です。オランダやデンマークでは1/3ほどなので、サンフランシスコでは何かがうまくいってないのでしょう。

 

 サンフランシスコ市民の53%は、たまには自転車に乗り、83%の市民はサンフランシスコの街は自転車に合っていると答えているのです。この人気は、母親やアップルパイ、スーパーマンに相当します。

 

 つまり、人気は高いが、自転車利用には反映されていないのです。その理由は何でしょうか?おそらく、分離された自転車レーンや安全な交差点の不足が考えられます。市民の68%は、自転車を促進するための施策が不足していると感じ、65%が分離された自転車レーンを走りたいと考えています。

 

 サンフランシスコの自転車利用者は、男性73%、女性27%です。女性の方が安全性についての関心が高いので、分離された自転車レーンは、女性の自転車利用を増やすためにも、重要なことです。

 また、直進自転車と右折自動車(日本では左折自動車)が交差するMixing-zoneは多くの自転車利用者、特に女性から危険に思われていて、Protected-Intersection(↓写真)が求められています。

 

Protectedintersectionjohngrienfield

<シカゴ>

 

 SFMTA2024年までに、交通事故死者数をなくそうと考えています。今のところ、毎年30人ほどの死者が出ていますが、自転車についても60ものプロジェクトが計画され、90%を実行しています。

 しかしながら、今のところ、幅員が十分ある理想的な自転車レーンはわずかのようです。

 

 誰かが交通事故で亡くなってから動き出すのではなく、強いリーダーシップを持って進めていくことで、未来を変えていくことができるでしょう。

 

元ニュース:SPUR Talk: The State of Cycling in San FranciscoStreetsblog SF 2017.4.27

http://sf.streetsblog.org/2017/04/27/spur-talk-the-state-of-cycling-in-san-francisco/ 


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